hirokoTANABE2007-09-14

街づくりのマネーポケット
横浜元町SS会
マズローの欲求段階5「自己実現」の段階の商店街)

横浜元町SS会の事務局長Yさんにお話し頂く

昭和22年に横浜ショッピングストリート会が発足。
外国人向けの家具や服、靴、鞄など、製造から販売までを手がける店群から始まる。
気質的に、「元町が初」「本物」が大好きな店主達がおり、ホスピタリティが高い。

第一期まちづくり計画:S32頃1階部の1.8mセットバックを取り決め
第二期まちづくり計画:一方通行化、ボンエルフ化
第三期まちづくり計画:舗装・照明・ストリートファニチャーリニューアル・キャノピー設置

街づくり活動を行うSS会は、年間○億○千万の活動資金がある。(驚くほど)
(各店舗の負担金・立体駐車場および持ちビルの家賃収入等の複数のマネーポケット)

SS会には5人の常勤スタッフがおり、街づくり協定などの運営(歩き、気がつけば話しに行く)や理事会運営などを行っている。

清掃、お花のメンテナンス等は業者を雇い、ストリートファニチャーなどは破壊行為に備えて保険に加入、民間商業地並の維持管理。

7万部/回×年3回のタウン誌は紙質、内容にこだわり、東京神奈川の高級女性層の集まるエリアにフリーペーパーとして配布。
スポンサーをつけ発行しているが、事業としてはSS会が補填しているが投資と考えている。

日本初の商店街を含めたエリアの共同宅配システムも、今後自立した経済活動に如何に移行するかが課題だが、今後改善していく。

マズローの欲求段階5「自己実現」の段階まで来ている商店街。
人・物・金をもって(作り出して)街づくりを進めている。
ホスピタリティと「元町が初」「本物」の心があり、「マネーポケット」の確保、「情熱」的に「戦略」をもって「投資」をし「時間をかけて育てる」が印象的でした。

写真:元町のCIマーク(○千万かけて計画)が車道にとってはハンプ・歩道にとっては横断時のバリアフリーゾーンに