食べられる景観

スリバチ学会で、池上・馬込・山王を散策。
隆起のある土地、低層住宅街で緑豊かな固まりがあるのが他の地区のスリバチとは異なるところでしょう。

公園でタケノコや山菜が採れるのは東京都内とは思えない豊かな自然です。

「食べられる街路樹」を積極的に植えている某区某地区があります。
柿、梅、ミカンなどです。
災害のことも考え、何かの足しになればという思想だそうです。

アメリカにも、食べられる景観作りの都市があります。

その思想に共感し、私も担当物件で試みたことがありましたが、やはり「維持管理」と「実ったモノの処理」で計画は実現とならず。食べることが出来ない植物だけの選定となりました。

柔軟なまちづくりを実現するのは、住民参加、住民の維持管理関与なんです。
公共空間は行政だけがつくるモノではありません。