江戸東京・まちなみ情緒の回生事業 工事しています。(1)

hirokoTANABE2008-10-16


地域の観光まちづくり団体が行う情緒あるまちなみ整備事業を支援するために、東京都の江戸東京・まちなみ情緒の回生事業の支援地区に選定されたのは、今年の初めです。


帝釈天及び参道と周辺観光施設(山本亭等)の回遊空間の快適性を向上させる板塀・休憩所の設置 などをNPO法人柴又まちなみ協議会が中心となり整備していきます。


10月1日から計画の要の一つである帝釈天周辺の回遊路の工事をしています。
初詣にはきれいな帝釈天です。


古い大谷石は表面を削ると淡い緑のきれいな目が出てきます。

「桐のタンス」と一緒です。
最近、ひいおばあちゃんの桐のタンスをもらうことになりました。
タンスさんは120歳ぐらいみたいです。
大事に使えば、これから200歳になってくれるかもしれません。
女4代伝えられてきたもの、もらっても「私のもの」というより、「お借りしているもの」という気分です。
私の代でとぎれさせるのは気が引けますね。

ふるびれた、タンスも削り直すと新品同様になる。

でも、、、ひいおばあちゃんの歴史を削ってしまおうか、、、悩み中です。
腕の悪い職人さんは、漆をかけてごまかしてしまうと聞きました。



帝釈天は200mも削ります。
そして、「ウルシ」かけます。
様々な苦悩と調整を超え、アーバンデザイナーとして英断したことです。