パリ 昭和5年

hirokoTANABE2007-05-09


午前中はAさんの日本への電話代を何とか安くしようと、オペラ座近くの日本人街へ、インターネット回線電話カードを購入。15ユーロで100分はなせる。中国人街は永遠にはなせるカードが売ってるらしい。

銀行で教えてもらった地下の一見さんお断り的な両替屋は、街の両替屋より良心的。
2人でないとはいれなかった。

中途半端な時間だったので予定を変更、国際大学都市へ

コルビジェのブラジル館、スイス館を見学。

昭和5年に建設。今もなお現役、物理的にもデザイン的にも。。。
同潤会とほぼ同年代。

この80年デザインはそんなに進化していない。
いつかまた衝撃的な瞬間が来るのだろうか。


ピカソの絵の意味がずっと解らなかった。
美術館を巡るうち、クラシカルな絵画が当然の時代。
抽象化した具象体の絵画表現はあまりにも鮮烈であっただろうと。実感する。

芸術が飛び抜ける瞬間。

来るのかな、気がついてないだけかな。


人生最大のピーク:3人の男性に声をかけられる。
1:広場でAさんの電話待ちでスケッチしてると「画家か?カフェに行こう」:おじさん Dr.Dr.Eng.と名刺に
2:ブラジル館の写真を撮ってると「建築に興味があるのか」:ブラジル館に 住む青年
3:モンスーリ公園近くのツタのきれいな住宅を撮ってると「ウィ。ウィ。一人か。カフェに行こう」ニコニコおじいちゃん

残念なのは。2で、フラ語が話せたら、内部空間を見学させてもらえたかもな〜。

私は、スペイン人かエジプト人に見えるようです。

写真:スイス館。昭和5年竣工。信じられない。