パリ パリ第九大学 みなとみらい

hirokoTANABE2007-05-18

パリ第九大学にRさんの研究について意見を話し合うために訪問
日本の臨海部の開発及び管理手法が専門だ。

一つの研究対象はみなとみらい。
Y市のM室のSさんの名前があがる。数年前ヒヤリングさせていただいたとのこと。彼の論文も参考にしている。
パリで、仕事でお世話になった方とつながるとは!

面白かったのは、アピールする対象のとらえ方
私がみなとみらいのパンフを作ったとき、周辺を取り巻く歴史ある街、中華街や山手、水辺など様々な魅力がある街を特徴としてそれを表現した写真を採用した。

赤煉瓦倉庫の後ろにランドマークやクイーンズがみえる。重層的な時代性。
その写真が魅力的だと思ってた。

Rさん曰くフランスでは、ランドやクイーンズだけの風景が魅力を感じるらしい。
赤煉瓦の歴史は自分達もあるので、たいして魅力をかんじないらしい。フランス学生の受けの良いのも大桟橋からみてビルだけの風景写真。
高層ビルと赤煉瓦のギャップは、日本国内むけのアピールにはなるが国際的な魅力ではなくむしろマイナスではないかと。

たしかに他のアジア諸国の都市と競うときに日本らしさには欠けるかも。

あと。お台場の写真。どっかで昔聞いた気がするけど
東京テレコムセンター凱旋門と見立てたとき、その向こうにレインボーブリッジと東京タワーへのパースペクテブが美しい。
にもかかわらず。その視線をこわすゆりかもめの高架。
「このビュウは価値があった。信じられませんね。」とRさん。
フランスではパースペクティブを大切にするのはとても基礎的なこと、日本にはその意識は当然の事ではない。と。
日本にも、山当てとかあるさと思ったが。

帰り道。凱旋門の下に立つ。目の前にルーブル。振り返ればラデファンスの新凱旋門。誰もが圧巻される景色。
反論できない。

夜はMさんの旦那さんの妹さんの演劇を鑑賞。
パワフル!元気をもらう。
内容は。2組のジャンキー双子が殺し合いごっこをつづける。たぶんそんな感じ意味はわからないけど。

その後レストランでのみ会。
みんなつたない私の英語を聞いてくれる。
Jさんの同期のナンシーさん(キケンデスという日本語のみ知ってる)友人のクリステルさんに旅のことをはなしたら。
「The Life is one Life」

そうなのよ。

明日から一週間Mさんが旦那さんと東京に一時帰国。
二間坂でお祝い会の企画はあるのかな。
してね。がんばって英語はなせる組。

写真:パリ第九大学中庭 ドルフィン大とも言うらしい。