グラスゴー大学 ご縁を感じる。 

hirokoTANABE2007-06-06

この旅の目的の一つが、グラスゴー大学に来ることでした。
明治時代土木技師であった曾祖父の田邊朔郎が、100年ほど前に日本政府からのミッション(ロシアのシベリア鉄道の建設進捗状況密偵察)の帰り道、足を延ばして恩師であるグラスゴー大学のダイヤー先生を訪ねた。


実際どこにどう滞在したとか私は調べきれなかった。ただ。
彼の見た風景が見たかった。
でも町中はずいぶんと近代的。変わっちゃたね。
グラスゴー大学はちゃんと柵があっては入りにくかった。どうしようかと思ってた。


大学のマッキントッシュ美術館による。大学のツアーがどうのと言う張り紙を見つける。
何気なくビジターセンターを訪れ、大学の模型を見ていた。

さあ行きましょうかと学生さんが声をかけてきた。

創立の歴史。偉人達の名前の彫られた門扉。古い教会。タワー。19世紀の基礎石。オリジナルのレクチャールーム。最後はセレモニーホール。

きっと。曾祖父も見ただろう。
きっと。ダイヤー先生に案内してもらっただろう。

ただの偶然と片づけてしまうのは簡単。
でも色々あって、たまたま11時ちょうどにビジターセンターにいてお金も払わずツアーに参加できたこと。
(後で払った)

ひっくるめて。
曾おじいさまが呼んでくださったのかなあと。
バカみたいですが、世の中ご縁ってあると思ってます。

仕事も、出会いも、失敗も、ご縁。
自身の成長に必要なときにそれが訪れる。
きっとこの旅行も。

みなさん。いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

ちなみにダイヤー先生の師のランキン教頭教授は土木学科の建物の名前に。
写真:グラスゴー大学の中庭