hirokoTANABE2007-07-01


私は、街を歩くのが好きです。
理由は、その風景はその街の歴史そのものだからです。その街に住む方の人柄そのものだからです。
路地裏から超高層の開発地、埋め立て地や山の手、住宅街から工場地帯まで、その土地の生い立ちや成り立ちに想いをはせながら歩いています。

しばらく、ヨーロッパ諸国を歩いてきました。
日本に戻り再認識したのは、
「まちをたのしむこと」は「暮らしや人生をたのしむこと」だということです。
たとえば、風が吹いた。鳥が鳴いた。花が咲いた。日が照った。そんな小さな生活の変化を感じられる事だったり、思いっきり遊んでいる旦那さんとお子さんの姿を木陰の下でお昼寝しながら見守れる事だったり、会社帰りにビール飲みながら草野球することだったり、すこし無駄話しながら八百屋で買い物できることだったり、趣味を発表したりフリーマーケットで売って誰かに喜んでもらったり、おはようと声を掛け合ったりする事だったり。

そんな、ささいな暮らしや人生のたのしみの集積がまちをたのしむことに直接つながっているのだなと。それが、まちづくりなのだな。。。。と。

ですから、「とても大切なささいなこと」を「気がつける」空間づくりやまちづくりのお手伝いができたらと思っています。

自分の生活の環境や空間を自分たちの手で、自分たち合うように快適に改善するのはとても自然なことです。
そして、その地域の歴史や成り立ちを読み取り、次世代につなぐことが大切だと思っています。

マチとヒトとコトをトータルで考える。
一緒に考え、なやみ、アイデアを出し合える。

そんな「場」を作って話し合い、計画をまとめていきたいです。
なによりも、無理のなく、がんばりすぎない計画を作りたいですね。

お目にかかるのを楽しみにしています。
かしこ