結果としての景観まちづくり(1)

東京都知事本局の方々が柴又を視察とディスカッションにいらっしゃいました。

「10年後の東京」への実行プログラム2009における景観まちづくりのアクションプラン作成のため、現場の声と実情を感じたい。とのこと。
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/plan2009/index.files/plan2009index.html


「景観だけではまちづくりは進まないと考えている」
その通りです。景観づくりは、結果でしかないと思います。。。
良好なコミュニティ、良好な経済のベースがあってこそ成り立ちます。

街はそこにすむ方々の鏡です。

歴史まちづくり法ではなく、都でもっと大らかでゆるやかな施策ができないか」「継続的な支援とはどのようなことか」との問題意識だそうです。

現在、柴又が抱えている課題を申し上げました。
景観法が制定される前、国の動きの遅さに地団駄を踏んだ石原都知事がつくったしゃれ街条例
条例は建築基準法都市計画法の下部条例であり、超えることはできません。
東京都の方針は景観行政は各区役所に移行し、区をまたがるような物件のみ東京都が行うとし、しゃれ街条例関連の予算は今やついていません。専門家派遣の予算もずいぶん前に打ち切りです。

そんな状況でも、未だ活動ができているのは

ビジネス場として地域を捉えているからこそだとおもいます。

その土地で商売をしている商店街だからこそ、皆さんが経営者だからこそ、柴又は継続でき、新たな活動ができていると感じています。


1時間では踏み込んだお話もできず、そういうことも是非、ご考慮いただければと思いました。

つれづれなるままに。失礼いたします。